2016年6月22日水曜日

この夏は徳島で本場の阿波おどりを見よう!にっしゃんオススメ徳島市阿波おどり観覧ガイド

梅雨真っ盛りの6月ですね。関東では真夏のような暑さですが^^; 皆様いかがお過ごしでしょうか。梅雨が明ければ夏!夏といえば阿波おどりですよね。ということで、今回は単発の記事として、徳島市阿波おどりのお祭り本番についてご紹介します。「本場徳島の阿波おどりに興味はあるけど、まだ参加したことない」という人にとって、本記事が参考になれば幸いです。

演舞場で踊る踊り子たち

開催日程

まず日程ですが、徳島市阿波おどりは毎年同じ開催日で開催されます。今年は、

2016/8/12(金)〜2016/8/15(月)

に開催されます。
(注)8/11(木)夜に前夜祭が開催されます。

週末は全国からの観光客で非常に混み合いますので、要注意です。

開催期間中の主なイベント


主なイベントは以下の通り。

多くの皆さんがTVや映画を通じて見たことある阿波おどりのイメージは、桟敷席ありの演舞場の中を踊り子が踊っている姿だと思います。こちらは開催期間中の夕方以降に開催されている演舞場での踊りです。一方、日中はあわぎんホールで、有名連による演舞が見られます。こちらは詳細は後述ですが、非常にオススメです。

演舞場にて
上記のリスト以外にも主な観光地や徳島市内の各場所へ阿波おどり連が出張して、踊りを披露しています。どこで見られるかは観光案内所でも確認できます。また、スケジュールやチケットの買い方については、阿波おどり会館のWebサイトにまとめられているので、こちらも確認してみてください。以下は、阿波おどり会館のWebサイトで公開されている各イベントの開催場所をまとめたGoogleマップ(後述)です。イベント開催場所の位置関係が気になる方はチェックしてみてください。スマホのGoole Mapで見たい方は地図の右上の枠を押してください。



8/11 前夜祭 〜開幕を祝うスーパースターの共演〜


8/11に前夜祭として、徳島の有名連から選抜された踊り子達が一同に介して、阿波おどり開催を祝うイベントが、アスティとくしまというホールにて開催されます。

前夜祭は、いわば阿波おどり界のスーパースター達の共演です。幻想的な光と音の舞台演出、そして選抜された踊り子達の美技に圧倒され、阿波おどりってこんなに繊細な表現があるのか〜、すごい技巧的な踊りやるんだな〜と改めて、本当に驚かされます。

筆者は、徳島出身でありながら、実は昨年まで前夜祭を生で見たことありませんでした。昨年、東京新のんき連に入り、踊り子として初めてお盆に帰省したので、他の連員と一緒に生まれて初めて前夜祭を観覧しました。その祭、前夜祭の圧倒的な演出に感銘を受けました。

(徳島に住んでいる時は、夜に友達と徳島市内へ繰り出して、演舞場の脇から背伸びして踊り子を見ていました。しかし、地元の若者としては、前夜祭や選抜阿波おどり大会など屋内でやる踊りは、観光客やお年寄り向けだという変なステレオタイプを勝手に抱いていたため、前夜祭や選抜阿波おどり大会を見に行くこともありませんでした。今ではもっと早く見れば良かったと後悔しています。)

8/12〜15 選抜阿波おどり大会 〜お目当ての連をゆっくり見たい方にオススメ〜


前夜祭は、多くの連が合同で出演するのに対し、選抜阿波おどり大会は、徳島の有名連が毎日6連ずつ日替わりで演舞を行います。1連あたり約10分程度の踊りが見れます。もし、お気に入りの連があり、その連の踊りを落ち着いて見たい!という方にはピッタリです。

選抜阿波おどり大会の醍醐味は、やはり前夜祭と同じく「見せる(魅せる)踊り」です。幻想的な音と光の演出、そして踊り子たちの踊りをじっくりと見られる点が醍醐味です。


8/12〜8/15 演舞場でのおどり 〜ビール片手に屋外の桟敷席で踊り観覧〜


多くの方がTVで見たことのある阿波おどりといえば、演舞場の中で流し(パレード)を行う踊り子の姿だと思います。徳島市阿波おどりには、無料・有料含めて6つの演舞場があります。観客は、演舞場の両脇に設置された桟敷席に座り、踊りながら進んでいく踊り子達を鑑賞できます。


藍場浜演舞場からの眺め
徳島阿波おどり期間中は、市内中心部の大きな道路や公園を封鎖して桟敷席を設置して、演舞場を作っています。演舞場はおおよそ全長120〜130mくらいの長さ。演舞場が広くゆったりした空間になっている点も徳島市阿波おどりの特徴です。川沿いの公園に設置されている南内町演舞場や藍場浜演舞場は、潮の香りを感じたり、提灯の灯りが川に反射したりしており、夜の景色には風情があります。風情のある場で踊れることは踊り子にとっても光栄です。


なお、演舞場の桟敷席チケットを買う場合は、時間帯・演舞場の場所に要注意です。
演舞場でのおどりは、2部構成(18〜20時、20時半〜22時半)になっています。当日や翌日の予定に合わせて、ちょうど良い時間帯の席を買うと良いでしょう。

また、桟敷席でも演舞場内の位置で値段が変わります。演舞場の中央から出口の方が踊りが見やすいので、中央から出口にかけての桟敷席チケットを買うのがオススメです。

にわか連に参加して実際に踊ってみよう!


光に包まれる演舞場へ入場
筆者は、大学生の時に3回ほど県外のお友達を連れて徳島市阿波おどりに参加したことがあります。皆さん、参加する前は、「見るのはいいけど踊るのはちょっと・・・」と言いますが、実際に祭りに参加すると「ちょっと踊ってみたい」と気持ちが変わる人がいます。
そういう、観光客向けに「にわか連」という連があります。指定された日時・場所に集合し、その場で15分ほど練習して、いきなり演舞場へ踊りこみます。皆さん、最初は演舞場で踊ると聞いて緊張した面持ちでいますが、最後はアルコールも入って、元気に笑顔で踊っています。「踊る阿呆に 見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損々」という有名なかけ声がある通り、阿波おどりを楽しむ最良の楽しみ方は実際に踊ることです。皆さんの勇気を出してにわか連に参加してみてください。


身近で輪踊りを見よう!

最後に個人的にオススメの観覧方法をご紹介します。

冒頭でも書きましたが、踊り子達は、日中、徳島駅近くのデパート前や商店街を訪問して、踊りを披露しています。(大々的に事前アナウンスしているわけではないので少し場所が分かりづらいですが、観光案内所などで踊りを見られれそうな場所を聞けば教えてもらえます。)

この時に踊り子達がよく披露するのが「輪踊り」です。これは、演舞場の流しとは違い、踊り子が円を組んでしゃがみ込んで待機し、数名ずつ踊り子が円の中に入って即興の踊りを披露するというスタイルです。踊り子達が非常にリラックスしたムードで、非常に楽しそうに、その場で即興な踊りを見せてくれます。踊り子が踊りを披露した後、最後は観客も混じって一緒に踊ったりもします。前夜祭や選抜阿波おどり大会で踊るような、かっこよく、少し緊張感ある「見せる(魅せる)踊り」とは違い、楽しい参加型の踊りです。

観客としては、目と鼻の先で踊り子が踊る姿を見られるため、非常に臨場感があり、楽しいこと間違いなしです。もし日中、時間があれば輪踊りをしている連を探してみてください。

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以上、徳島市阿波おどり観覧ガイドいかがでしたでしょうか?遠方に住む方は移動が少し大変でしょうが、参加してみれば楽しめること間違いなし。一度はぜひ本場で阿波おどりを体験してみてください。

参考URL