連載第2回「サンフランシスコ転勤をきっかけに踊り始める」では、東京新のんき連に入連する以前に、サンフランシスコへ転勤した際に現地の阿波踊り連に参加し、日系のお祭りへ出演するようになった話をご紹介しました。一人でアメリカの会社に出向し、知り合いは誰もいない環境だったので、阿波踊り連に参加したことで、プライベートで色々なお友達ができた点は非常に良い経験でした。
日本でも阿波踊り連に入ろうと決意した
サンフランシスコ阿波っ子連での送別会(泣) |
「また、サンフランシスコの仲間と一緒に踊る機会があったら、本物の阿波踊りを教えられるようになろう。徳島のお祭りで踊って、本物の阿波踊りってどういうものかちゃんと伝えられるようになろう。」
理想的には、サンフランシスコの仲間がお盆の時期に、僕の故郷である徳島の阿波踊りを見に来て、その時に僕が演舞場で踊っている姿を見せてあげるのがベストかなと思いました。これが日本で阿波踊り連に入連するにあたって描いた最初のゴールです。
入連先の連を探し始める
徳島の演舞場への出演は2015年夏に実現! |
ここはもう悩んでもしょうがないし、正面突破するしかないと、高円寺阿波踊りの公式Webサイトに書かれている高円寺阿波おどり連協会所属連一覧から、1つずつ連のWebサイトを覗き、連員募集をしているかどうか?を確認しました。さらにYouTubeで連が出演した際の動画がないか確認もしました。そして練習を見学させていただく連をリストアップしていくにあたって、自分なりのチェックリストを考えました。
- 男踊りを希望していたので、男踊りの連員を募集しているかどうか?
- 連によっては募集を閉めきっている場合もあります。
- 活発に活動しているか?
- 練習や出演の回数は連によって大きく違います。
- 踊り、お囃子、衣装のスタイルが好みに合うかどうか?
- 個人的にはオーソドックスの踊りを大事にしつつも、男踊りが躍動的な踊りをする連がいいなと思いました。
- 連員がおおよそ自分と同世代か?
- 同世代の方が馴染みやすいと思いました。
- その連が徳島の阿波踊りに出演しているかどうか?
- 高円寺の連は徳島の連と姉妹連となり、徳島の連に合流する形で徳島のお祭りに出演しているケースが一般的のようでした。
最後のポイントは、僕にとって非常に重要です。サンフランシスコの阿波踊り仲間がお盆に徳島へ遊びに来た時に、僕が演舞場で踊っている姿を見せてあげるには、徳島の阿波踊りに出演している連に所属している必要があります。
いざ、見学へ!
チェックリストができた段階で、見学させていただく連をリストアップしていきました。帰国したのが10月ですが、見学先の連のリストアップも10月中にやりました。年が明けると気持ちも萎えてしまうかもしれないので、見学先連のリストから順番に見学の依頼を出していき、11月中に5連ほど見学させていただくことになりました(色々見過ぎると逆に混乱するかもしれないので、これくらいに抑えました)。
よし、見学に行こう!さて、どんな風に練習しているのか?相性の良さそうな連は見つかるのか?ドキドキしながら見学に行くのでした。。。
つづく